No.25 真鶴半島


真鶴半島の先端にある、地元の人たちが今も大事にしている「お林」のことが、以前から気になっていました。
広葉樹林が、大切に保存されいるのです。
それもなんとなく広葉樹林が、手つかずで残っていたのではなく、大切な意味があることを知った上で、大切に保存されていると聞いて、更に強く意識するようになったのです。

私自身、長野県の木曽谷に17年間、毎月一泊二日、通い続け、森の大切さを学んでいましたので、「お林」の存在には人一倍興味を持っていました。
そこで、またまた真鶴に行ってきました。
想像した通り、立派な広葉樹林です。
細い周回道路がありますが、太い広葉樹を避けて道路付けがされている個所があります。
「凄いな! 分かっているんだ! 大したもんだ!」という言葉しか出てきませんでした。

広葉樹の葉は、必ず落葉します。
そして腐葉土となります。
栄養分豊富な腐葉土の上に雨が降り、腐葉土の栄養分は雨水に溶け込み、海に流れ込みます。
その結果、今度は海が豊かになり、海藻が生え育ち、魚介類が集まり、豊かに育つのです。
これを知って、昔から実践しているというのですから、ただただ感心するしかありません。
地魚が美味しいはずです。

日本は、終戦後、国の方針で、消えた森の再生のために針葉樹の「杉」を植林しましたが、自然環境の循環を考えたら、広葉樹を植えるべき場所には、やはり広葉樹を植えなければなりません。
豊かな広葉樹林が、豊かな海を作る。
国の周りが全部海という日本は、このことに真剣に取り組む必要があります。
次の世代に、世界に誇れる豊かな自然環境を残すためにも、昔から続く真鶴半島の人たちの姿勢からは、多くのことが学べるのだと、改めて思わされました。

実は「お林」に行く前にお昼になり、お腹がすいてしまったので、昼食は友人から教えてもらった、真鶴魚座の前にあるお店「いずみ」で頂きました。
魚は、目の前の豊かな海で獲れた魚ですから、もちろん言う事なしです。
こうした環境で、美味しいものを食べさせてくれる店の人も、やはり気持ちがいい。
充実した時間、幸せな気持ちを味わう時間、でもどこか余裕のある時間、最高ですね。
美味しい魚があれば、やはり美味しいお酒といきたいのですが、今回は車で出かけたのでお預けです。
「うちは、民宿もやっていますから、今度は泊りがけできてくださいな。そうすれば、お酒もいけますよ!」
だそうです。
必ず実現しましょう。

さて次は、前回寄った「青貫水産」です。
細くて曲がりくねった坂道を、登ったり、下ったりして、岩地区に行きました。
店の主、青木さんが、私のこと覚えていて下さいました。
こうした付き合い、嬉しいですね。
もちろんお目当ては、青貫水産特製の「いかの塩辛」です。
度々来るために、今回は一ビンだけにしました。
あとは、やはり青貫水産特製の「魚の干物」です。
これで、我が家の今晩の夕食メニューのメインは決まりです。

真鶴半島の滞在時間は数時間ですが、こんな数時間こそが元気の源になります。
真鶴半島、また来ますよ!